第2期 1986年〜1990年(昭和61年〜平成2年)

安定期


次の時代に向けて

 ヨークの第2期は、横浜国際交流ラウンジがオープンした1986年(昭和61年)から横浜国際交流基金が創設された90年頃までである。

 この時期は創設期についで、現在のヨークの姿の萌芽を形成した時期にあたる。設立期に特徴的だった姉妹都市や海外との交流、アジア地域経済交流横浜会議なども軌道にのり、事業運営の基盤が安定してきた時期であった。同時に、これら海外との交流の一方で、いわゆる「内なる国際化」ということが意識され始めたのもこの頃で、徐々に変わっていく時代に応じて、いくつかの新たな事業が立ち上げられた。

 また、この時期の終わりには横浜博覧会・国際交流館への出展という、大きなイベントがあった。さらにその博覧会の収益を基にした横浜国際交流基金の創設という、ヨークにとって次の時代につながる大きな変化があった。

オープンした頃の横浜国際交流ラウンジ情報コーナー

横浜国際交流ラウンジの誕生

 この時期の特徴を最もよく象徴するものが、86年の横浜国際交流ラウンジの設置である。この「国際交流ラウンジ」はもちろん市内初の試みであったが、これにより市内の国際化、というテーマが具体的なものとてしてヨークの中に位置付けられることとなった。市民がボランティアとしてヨークのような国際交流団体と連携・協力する、という試み自体も全国的にみて先駆的であった。

 外国人留学生支援が始まったのもこの時期である。90年の入管法の改正以後、外国人の増加は顕著となっていくが、その萌芽はこの時期すでにあった。

 時代的にも、次の平成へ向けて大きく変化しようとしていた。市制100周年・開港130周年を迎えた89年・平成元年には横浜博覧会が開催され、みなとみらい地区の相貌も大きく変わった。博覧会に来る外国人訪問者に備えてホームステイ制度が始まったのも同じ年である。海外へ向いていた視線が、少しずつ横浜へと向いていった。現在の青葉国際交流ラウンジ(当時の名称は緑国際交流ラウンジ)がオープンしたのも同じ時期である。また、横浜市が外国人相談窓口を設置するなど、ヨークだけではなく、さまざまなところから変化が起き始めていた。現在最前線で活躍している国際交流・協力関係のボランティア・グループも、多くはこの時期に誕生している。

●横浜国際交流ラウンジと情報コーナー
●青少年の国際理解の促進
●ホームステイ


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