国際交流情報誌『ヨークピア』 

『ヨークピア』の発行

 ヨークの国際交流情報誌『ヨークピア』は1994年(平成6年)9月に創刊された。前身はヨークが設立された82年から隔月刊で発行していた『ヨークニュース』である。

 『ヨークニュース』は国際交流関係機関や横浜市役所の各部署に対し、ヨークの活動を紹介することが目的で作られていた。そのため、内容はヨークや市役所が行った国際交流事業の報告が中心だった。バックナンバーを読むと、当時の横浜市の国際交流事業の様子がよくわかる。

 しかしヨークの存在が徐々に知られてくるにつれ、ヨークスタッフの中から、もっと市民に向けて国際交流情報を発信できるような誌面を作りたい、という声が高まり、新しい趣旨で『ヨークピア』を発行することになったのである。

 『ヨークピア』では、単なるヨーク事業の紹介ではなく、市民に関心のあるテーマや市民に知ってほしい課題を選んで、毎号、特集を設けてきた(資料参照)。関連した事業を担当しているヨークスタッフが原稿を交代で執筆している。テーマの背景となる市内でのボランティア活動の状況、外国人の生活実態、統計資料、関連団体の一覧など、多方面から解説を加えた内容で、担当に当たったスタッフは時間をかけて資料を収集し、取材をする。作業はたいへんだが、この原稿を書くことにより、担当している事業を客観的に見ることができたり、頭の整理ができるという良い面もある。

情報中心の誌面に

 また『ヨークニュース』とは異なり、これから市内で行われる国際交流イベントや講座等の情報を掲載するようにした。初めのうちは、情報が少なくて誌面を埋めるのに苦労した。しかし、ヨークのホームページ上でのイベント情報とも連携するようになって、しだいに情報が集まるようになってきた。2000年6月に事務所移転と横浜国際交流ラウンジのリニューアルオープンに伴って、誌面のデザインを一新したとき、市内の国際交流情報は別紙でA4版4ページの差し込み式に独立できるまでになった。

 他に、連載ものとして「市民活動最前線・ざっくばらんに」というページがある。市内で活動するボランティア団体について、その団体を作った人や中核となって活動している人の思いを紹介するインタビュー記事である。これまでに、国際協力分野を中心に37団体に登場してもらった。グループ創設時の志や発展に至る過程をじっくり聞く機会はなかなかないので、このインタビューは私たちスタッフにとってたいへん参考になる。と同時に、いつも、さすがにこうしたグループを背負って立つ人たちはちがう、と感心し、感動させられる。その感動がうまく読者に伝わっているだろうか。

 『ヨークピア』は、このようにヨークスタッフ手作りの情報誌である。今後も読者である市民のみなさんの役に立つ誌面づくりをしていきたいと考えている。



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