20周年誌に寄せて
YOKE設立20周年おめでとうございます。『yokohama
echo』の発刊は、当時、故飛鳥田市長の下に在住外国人の声を聞く懇談会があり、日本語での生活が難しいので英語による生活情報誌を発行して欲しいと市長に提案したことがはじまりでした。Y.C.A.C.(Yokohama
Country & Athletic
Club)の在住外国人、市観光協会、市職員とが編集委員として一体となり、市内の名所旧跡や外国人が楽しめる和食の店等を廻り、6ケ月先のテーマまで決めました。第1号は市観光協会から76年に発刊されましたが、YOKEの設立と同時に事業が移管され、以後関わった多くの編集スタッフの誠意と熱意で現在に至っていることに深く感謝します。タイトルの“echo”は当時大阪に出張する機会が多かった私が利用した「こだま号」への愛着があったことと外国人の声を反映させるという意味を兼ね合せ“yokohama
echo”と提案しました。echoが外国人にとっての道しるべであり、YOKEが私達家族にとっての心のよりどころであり続けて欲しいと願います。
「それ、やりましょう」と細郷前市長が言われた。「市長と語る会」の席上、外国人のための電話相談の場を作りたいと言う私の提案への市長の積極的な反応だった。
それから二年の月日を経て、1986年5月、ヨークの片隅に誕生したのが私達の「横浜国際交流ラウンジ情報コーナー」である。 以来15年、人が生まれて死ぬまでの、すべてに関わる文字通りのよろず相談に、初めの頃は驚くことも多かった。「赤ちゃんが生まれそう。でも、お金がない」人、日本語を勉強したい人、国際結婚が上手くいかない人、異文化不適合でヒステリーを起こしている人、賃金が支払われない人、友達のいない人、本国に遺体を運びたい人、等々。時に、近くの病院からのS.O.Sに駆けつけ、時に、タクシーを止めるために老婦人と共に道に立つ。又、ある時は、留学生の窮状を知り市政に訴えもする。常に、相談者と時代と共にあった情報コーナーは、私にとってスリルに満ちた素晴らしい学びの場であった。
20周年、おめでとうございます。激動する時代の潮流を捕捉しながら、事業を幅広く推進されてきましたヨークに敬意を表します。ヨークが価値ある歴史を刻み続けていることは、国際協力の活動に取り組むNGO団体にとりましても大きな喜びです。また、この間、各々の団体と多方面に渡る協力関係を築いていただけたことに感謝申し上げます。とりわけ、ヨークと実行委員会の共催により開催され、今年、第5回目を迎える「横浜国際協力まつり」は、NGOや国際機関の活動を広く市民に伝えることに大きな成果をあげてきています。同時にこの事業は、横浜を中心に活動をするNGOのネットワーク形成を促進する触媒としても大きな意義を持っています。これは、ヨークが20周年を迎えたこの同じ年に、ネットワーク組織である「横浜NGO連絡会」(YNN)が設立されるという形でも結実しています。今後も常に新しい視座を持ちながら、NGOとヨークとのパートナーシップを構築していきたいと願っています。
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就職してから早7年。幸運にも海外に関係する部署に配属され、現在は貿易実務の傍ら年数回海外出張しています。その中で、青少年セミナーに参加した高校、大学の7年間とはまた違った形(ビジネス)での国際交流をしております。その両方の経験のおかげで、手前みそではありますが多面的に物を見る視野を持つことができていると思っています。
もっとも私が初めて海外に出た15年前に比べて、外国ということがずっと身近なことになったとしみじみ感じます。インターネットの影響もあるのでしょうが、お互い異なった文化を受け入れ易い環境にどんどんなっていると思います。別の面でいうと、日本が不景気になったおかげて逆に外国に対して変に気負わず対等な位置に立つことが出来るようになったのも一因と考えます。 結局のところ、「国際交流」も突き詰めれば人と人との付き合いに過ぎないという、ごく普通のことなんだと思うようになりました。 ただそれは、自分自身が海外の経験を得て初めて分かることです。その機会をくれたヨークに今更ながらですが感謝したいと思います。
この20年にわたって、ヨークが横浜市の国際化にいろいろ貢献してきましたが、21世紀に入る段階で様々な分野でグローバル化が進み、ヨークの使命である国際交流の仕事はますます広がり、かつ複雑になることはまちがいありません。
ヨークのミッション・ステートメントの4つのテーマは横浜の真の意味の国際化を実現するには非常に大事なテーマですが、そのなかの3つ目のテーマ「国際協力としての人材育成」は特に重要であります。この10年間で横浜で勉強する留学生の数が倍以上になりました。とくに中国、韓国などアジアから横浜での留学を目指す学生の数はこれからも年々急激に増えていくと思います。ヨークはこういう学生の横浜での体験をできるだけ効果的にするためにいろいろな面で援助を行わなければなりません。横浜での勉強を終えた留学生たちは帰国してからも、横浜に対して良い思い出をもち、一生涯横浜との友好関係を発展させるために働くでしょう。その意味でもヨークの使命はますます重要になると思います。
『学生会館の思い出』
横浜市国際学生会館の誕生とともに、1期生として2年間会館に住みました。社会人となって既に5年になりますが、OB会役員会や総会、新入居者歓迎Partyなどには必ず顔を出しています。会館の職員や後輩たちはいつも暖かく迎えてくれるので、私を含むOBたちは里帰り気分で通っています。 いま振り返ってみると、会館での2年間の留学生活はとても充実していました。在館中、我々は生活文化会でいくつかの委員会を作り、自らの手でさまざまな交流活動を企画し実行しました。地域交流活動としては潮田神社祭礼、潮田交流プラザ秋祭り、語学講座、各国料理教室など。在館者同士の親睦活動は春の潮干狩り、夏の海水浴、秋の紅葉狩り、冬のスキーツアーなどを実施しました。これらの活動を通して、我々は企画立案力・交渉力・実行力を身に付けることができました。この時の経験が今、私の仕事に役立っていることをしみじみと実感しています。また、当時の同窓生たちとは今でも互いに信頼し、助け合ったりしています。会館で育んだ友情は,大きな絆として私の心に残っています。 |
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